小学校受験絵画塾の大木と申します。今日は絵画製作分野に限っての各人気小学校入試問題の傾向とアドバイスをさせていただきます。
都心の人気校である早稲田実業学校初等部と慶應幼稚舎・横浜校、青山学院初等部では入学試験で求められる絵画内容が異なります。早実初等部はお手伝いをしている絵やクリスマスプレゼントにもらいたいものなど普段の生活でありがちな動作が多いです。2、3年前は「キャンプ場で川遊びをしていたら帽子を川に落としてしまいました。どうやって帽子を取るかを絵にしなさい」などの「もしも」シリーズが続いた時期もありましたが、基本どのように帽子を取ろうとしているかという人の動作をフォーカスして描く必要があります。約7分で構成から描き上げるので、腕組んで何描こうかなとか考えている時間はありません。正直早稲田の入試試験内容はペーパーだけでなく、絵画、巧緻性も含めお子様が楽しいと思えるものはありませんし普段からの反復練習をしていないと到底時間内に仕上げることができません。
一方幼稚舎、慶應横浜、青山の絵画は、製作の中で絵画があり、製作したものを使ってグループで遊んだりもしてます。例えば一人一つずつ思い思いのカメラを描きあげます。出来上がったら今度はグループでダンボールを使ってライオンバスを作ってみんなで乗り込み動物の写真を撮ろうという題で、お子様達がワクワク楽しみながら取り組める課題が毎年出題されます。色紙を切って貼ったりして模様を作ったりクリエーティビティーが要求されます。
確かに出題傾向が違うといってもので、慶応横浜のように年度によっては「あなたが寝ている絵を描きましょう」と絵だけを描かせる場合もありますし、早稲田だってその年度のグループによっては絵ではなく粘土で動物を形作らせたときもありました。どの学校を受験するにしても、どういう問題が 出題されても対応できるようにしなければなりません。事実、青山 、早稲田、幼稚舎が集中するのは 11月1日から3日ですが、うまく日程がばらけて3校とも受験できるケースも多々あります。その時には3校ともに受かってどの学校に通わせたいのかと幸せな悩みをしてみたいものです。ひとりでも多くの方に志望校に合格してもらいたいと願い、我が小学校受験絵画塾では学校別のコースは設けずに全ての小学校受験に対応できるように色々な問題や課題を取り組んでいかせます。ぜひshougakkou-j.comにアクセスして詳細をご覧ください。
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