コロナ禍の2020年度の私立小学校受験数は2008年度のリーマンショックのような受験者が減少するだろうとの大方の予想に反して特に早慶青初等部受験者数は増加しました。考えられる理由の1つとして、貧富の二極化があります。2008年リーマンの時は株価暴落により富裕層の資本が大きく目減りしたことによって飲食、観光業だけでなく住宅、不動産、製造、自動車、証券、ITと幅広い業界で大きく落ち込みました。それにより打撃を受けた富裕層家族の一部の方々が小学校受験を控えたのが理由だと思われます。ですが2020年コロナ禍によって職を失って生活に苦しんでいる人達の大半は非正規雇用者やパートの方々でそれも飲食と観光業という職種がメインです。非正規雇用の世帯主は自分のお子さんがキレのある良くできる子だと感じても私立はもちろん国立小学校の受験をももともと考えたりはしていません。そして事実日経平均は3万円に届きました。これが適正な価格かどうかという議論は別にして、これだけGDPがマイナス成長なのに株価だけがうなぎ上りに上がっているのは富裕層家族が安定した収入のもと投資できるお金をもっていて上手に運用してそれを教育費など必要だと感じる出費が惜しみなくできているからです。
この事実によって2021年度の受験傾向は2つ考えられます。
1つ目は株価が突然半値になるような事態が起きない限り2021年度の受験者数はかわらない。特に早慶青は今の世の中が不安定であればあるほど余計に自分のお子さんには安定を築いておきたいと保護者の方々が感じて受験者数は増える傾向が考えられます。
2つ目は今年春からワクチン接種が進んでいきコロナの扱いが最終的にはインフルエンザと同等の扱いになる。そうなれば各学校にとっては再び以前のような入学試験のスタイルに戻していく傾向が強くなるでしょう。要は各学校が長年かけて作り上げてきたお子さんたちを選考するための必要な試験内容を簡素化したりはしないということです。
以上なことから早慶青受験を少しでも考えておられるでしたら受験絵画テクニック習得は絶対必要になります。新年長からすでに4ヶ月が過ぎました早めの対策を心がけましょう。
2021
15Feb
2021年度小学校受験の傾向

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